「あ~っ!!ジュースをこぼしちゃダメって、あれだけ言ったのに~!!」
って頭抱えたことありませんか?
うちは しょっちゅうです^^;
「◯◯しちゃダメ」ってフレーズ。
便利なので、つい使っちゃいますが、実は逆効果。
潜在意識、って、否定形を理解できない、のです。
???
つまり、「ジュースをこぼしちゃダメ」という言葉かけをした場合。
ダメの部分を潜在意識は無視するので、
「ジュースをこぼして!」と、言ったことと同じことに。
子供は潜在意識と顕在意識の区別があいまいで、
ほぼ潜在意識の塊、みたいなものだから。
すんなり、「ジュースこぼして」って言葉がけに反応しちゃうのですよね。。。
ここで一つ有名な実験を。
「ピンクのキリンが空を飛んでいるところを想像しないでくださいね」
って、
ピンクのキリンを想像せず、最後まで読めました?
人の頭って、本当にスーパーコンピューター。
どんな言葉にも、すぐ反応してしまうんですよね。
じゃあ、「どう言えばいいの?」
自分の脳への問いかけと一緒で、
「引き出したい答えが出てくる言葉がけ(質問)」をするのです。
ジュースをこぼさずに持っていってほしいなら、
「ジュース、上手に運んでね」
ジュースをこぼさずに飲んでほしいなら
「ジュース、上手に飲んでね」
「◯◯しちゃダメ」
「◯◯しないで」
のフレーズだと、「◯◯する」ということをはっきりとイメージしてしまい、
「◯◯する」が実現してしまうのです。
だから、出来上がって欲しいイメージをはっきり伝える。
「上手に」という言葉は具体性にかけるので、
このままでは、子供がイメージ出来ないこともあります。
お母さんが、お手本を見せながらする言うことが
視覚にも訴えるので、良いかもしれませんね。
特に、子供の危険を避けたい!という緊急事態のとき。
とっさに出てくる言葉は、普段慣れている言葉。
「車にぶつからないで!!」
ではなく、
「車の動きをよく見て、安全な道を通ってね」と、言いたいところ。
普段から言葉の使い方を意識したいですね。