放射線科のお仕事

放射線科診断医ってどんな仕事?

最近、仕事について質問されることも増えました。

(それだけ、新しい人と出会っているってことだなぁ~^^)

 

というわけで、簡単にお仕事の話を。

 

私の職業名は 放射線科診断医。

 

私が普段している仕事は

「CTやMRIといった、医療画像をみて。

悪いところがあるとか。ないとか。

報告書をまとめて。

患者さんの主治医である、内科や外科の先生に報告すること」

なのです。

 

 

よく誤解されるのは。

「ああ。CT検査や胸のレントゲンを撮ってくれる人ね」

ってことですが。

検査を行ってくれるのは、放射線技師さん。

私は、実は機械の操作はほとんどできません^^;

(たしか、昔ドラマで、内科の先生がCTの機械を操作してたけど)

 

 

放射線技師さんがとってくれた画像をもとに、

病気等の診断(判断)をすることが、仕事です。

 

 

少し前までは、フィルムに焼かれた画像を見るというものでしたが。

 

いまは、画像もパソコン画面上。

報告書も、電子カルテ(病院内のパソコンのネットワーク上)。

 

ですので、仕事の間はずっとパソコン💻の前に座って

画像を隅々まで見たり。

考え事をしたり。

パソコンで報告書を打っています。

 

つまり、ほとんど。

患者さんと直接会うこともなく。

パソコンの前で「じとーっ」ってしているだけなんですよね^^;

 

普通、「お医者さん」という言葉から想像する像と。

あまりにもかけ離れているので、

そんな部署があることも、ほとんど知られていません。

(私自身も、医学部高学年になってから初めて知りました)

 

放射線科診断医によく似ている専門分野は病理医ですね。

手術や検査で取った、患者さんの組織の一部を検査する部門、病理部。

 

私たち放射線科の場合は、「画像」を詳しくみることが仕事になります。

 

という、仕事を普段しています。

まあ、毎日「間違い探し」をしているようなものですね。

(と、子供たちには言っています。)

極論ですけど(笑)

 

では。次の機会がありましたら^^

(アイキャッチ画像は、写真で探し物の、イメージ。何がいるでしょう?)