自分のやりたいことをする時間を確保するため、「やめ主婦」という生活を始めた著者の大野清美さん。
「やめ主婦」はじめました! 大野清美著 言視舎
平日は家族と離れて一人暮らしをすることで、通勤にかかる時間やたくさんの家事の時間をカットして、自分の時間を確保。
その時間を、
・ブログを書く
・英語の勉強をする
・マラソンの練習をする
など。
清美さん自身が生き生きとするための時間として、存分に活用されています。
この、「やめ主婦」という生き方。
家族を振り切って!というわけではなく、むしろ家族も歓迎姿勢。
「私が居ないと!」というのは思い込みだったんだ、という記述に、私もハッとしました。
(家族が、家事が、と、言い訳にしすぎてないかしら?、と反省^^;)
そうは言っても、清美さんがやめ主婦を選択されたのは、お子さんも成人されてからの話。
「子供が小さい私には関係ないわ~」と、思いそうになります。
しかし、ほぼワンオペ状態で3人のお子さんを育てた清美さんの体験談も、この本の中でたっぷり描かれていて、読みごたえがあります。
子どものころから、「留学したい!」と思っていた夢を忘れず。
「このタイミングなら、この準備ができる!」と、英語の勉強をして資格を取ったり。
「このタイミングが夢をかなえるとき!」と、転勤の多い旦那さんの数年後を見越して、留学の具体的なプランを立てたり、と。
家族生活との調和を考えながらも、自分自身の「留学する」という夢をかなえてこられた方法に、私は特に刺激を受けました。
どんな時も。
自分が挑戦したいことを忘れずに。
「どうやったら、叶えることができるだろうか?」
「どうやったら、実現できるだろうか?」
と、可能性とタイミングをみて。
自分を「生かす」ことを考える、生き方の指標となる本だと思いました。
ぜひ、子育て中の方も手に取ってみてくださいね。