前回引っ張ったネタ。
(ちょっと、マニアックな話なので、スルーしていただいて、大丈夫です^^;)
「放射線治療」を担当するのはだれ???の疑問にお答えします。
放射線治療を担当する医師は、放射線科医の中でも
放射線治療医になります。
私の職業である、放射線診断医との関係は?というと。
放射線科医———>放射線診断医
|——>放射線治療医
つまり、放射線科医の中に、二種類の資格が存在します。
診断専門の、診断医。
放射線治療が専門の、治療医。
ただし、カテーテルを使った治療は、
治療をそのものにX線を使うわけではないので、
放射線治療医、ではなく、診断医の分野に含まれます。
つまり、放射線治療医は。
X線や重粒子線などを利用して治療を行う
医師のことを指します。
放射線治療は、現在の日本では、主に癌治療に使われます。
癌治療の時、放射線治療を行うためには、
できるだけ、癌の部分にだけ、放射線をあて。
がん以外の部分に放射線を当てないようにするための工夫が必要になります。
近年は機械の発達がすすみ、
癌と、それ以外の部位をわけて治療を行うことが
ずいぶんとできるようになりました。
ただ。
その時、治療の準備に必要なことは、
画像を正確に読むことができる力。
癌と、癌でない部分をできるだけ正確に分けて、
治療の計画をしていくことが、治療の成否を分けます。
そのような理由もあって、
放射線科の診断医も治療医も、専門医試験は一次試験は共通の試験を受けます。
そして、二次試験で、二つの資格は分かれるのでした。
(今回で放射線科医の基本お仕事シリーズ終わりです(笑))
今日もお読みくださって、ありがとうございます。
良い一日を♪