私の母は、「すぐ忘れるようになった。思い出すのにも時間がかかる」と良くぼやいています。
さて、それは老化のせいなんでしょうか?
もちろん、一部は老化現象もあると思います。
でも、老化現象だけではないようですよ。
実は、知り合いの脳外科の先生が患者さんに説明されることを教えていただきました。
歳を重ねる、ということはつまり、人生経験が長くなる、ということ。
人生経験が長くなると、脳に詰まっている情報も必然的に多くなりますよね。
部屋の中がピシっと整理された状態なら、物を取り出しやすいように。
頭のなかもピシっと整理されていれば、すぐ出せるかもしれません。
しかし、なかなかそのようには頭に収納していないことが現実。
また、部屋の片付けでも、「物を減らすことがまず大事」ッて言われますよね。
でも、脳の中に入る情報量って、自分ではコントロール出来ないし、脳のなかって、消去機能は一応ないんですよね。
ということは、頭の中には人生経験がながければ長いほど、たくさんの情報が詰まっていることになります。
すると、脳にいくら適切に問いかけても、探し出すのに、ちょっと時間がかかるかも、って思えますよね。
「思い出すのに時間がかかる」、イコール 「老化現象」と思い込み、落ち込む前に。
「人生経験を積んだんだなぁ」って しみじみ自分をほめてみるのも一つの手かもしれません。
すぐに思い出せなくても、自分の頭に適切に問いかければ、答えが出てくることが多いです。
こちらの記事も参考に、自分の脳をもっともっと活用してくださいね。
探し物をするときのコツはこちらの記事から → ☆☆☆
そもそも頭の検索機能って? → ☆☆☆